精神力の強い子になるために

空手を習わせたいと思われる保護者の方々は、第一に強い精神力をつけさせたいとお考えの方が多いと思います。
ですが、実際には精神力を強くするというのは一番に難しいことだと思います。
大人の皆さんでもそうじゃないでしょうか？

稽古にできるだけ遅刻しない・欠席しない

当道場では精神力を鍛えるために、
まずは何よりもできるだけ遅刻せずに欠席せずに
持続的に稽古に来ることが最低限と考えています。
岸和田支部少年部は稽古開始時間の10分前までに道場に来る
ことを少年部道場生と約束しています。

組手が強いだけでは、当道場では強い空手家とは認めておりませんし、
遅刻が多かったりする子はやはり組手も弱いです。

自分で決めたクラスにきちんと遅刻せず、欠席せずに来ることは意外に難しいものです。
熱が出ていたり、大怪我をしている場合はもちろん体を休めなければなりませんが、
「今日はちょっと空手をやる気がない」とか「友達と遊びたい」というときにでも
空手の稽古に来るというのが「強い精神力」への第一歩だと思います。

自分との闘いに勝つ

また、当道場では基本稽古をとても重視しています。基本稽古はまさに「自分との闘い」だからです。
組手と違って自分次第でしんどくもできる稽古であり、サボれる稽古にもなってしまいます。
ですが、当道場では「自分との闘い」に勝つことの素晴らしさと、
一生懸命やると何事も楽しくなるということを基本稽古を通じて指導しています。

あきらめないでやり続ける

そして当道場では「あきらめないでやり続ける」ということも重視しております。
お子さんが組手で負け続けてたりすると、
保護者の方から「この子は才能がないのでしょうか」という質問をされるときがあります。
ですが、才能とは何なのでしょう。
才能がないと決め付けたら、今までやってきた事全てが終わりになってしまうのではないでしょうか。

当道場では才能がないと決め付けることは「逃げ」だと考えています。
才能がないと決めるともう努力しなくていいですもんね。
正道空手は生涯にわたってできる武道です。子供時代に才能がないなどと決めるには早すぎます。
当道場では「才能」とは「好き、楽しい！という強い気持ち」「あきらめないでやり続けること」が才能だと考えています。保護者の皆様のご協力、ご理解が必要です。よろしくお願いいたします。

＊当道場では茶髪・金髪・ラインを入れるなどのヘアスタイルは一切認めておりません。